重大製品事故一覧（平成２５年４月公表分）

事故発生日（公表日）	製品名	機種・型式	被害状況	事故内容	事故発生都道府県	事故の原因
平成25年3月21日 (平成25年4月2日)	石油温風暖房機（密閉式）	FF-740S	火災	当該製品を使用中、当該製品を焼損する火災が発生した。	北海道	当該製品は、燃焼・排気経路に堆積していた多量のススに、不着火によって生じた未燃灯油が染み込み、点火時に引火して火災に至ったものと考えられるが、排気経路に多量のススが堆積した原因の特定には至らず、製品起因か否かを含め事故原因の特定には至らなかった。
平成25年3月25日 (平成25年4月5日)	石油ストーブ（開放式）	SX-B35Y	火災	当該製品を使用中、当該製品を消火せずに給油し、当該製品に給油タンクを戻す際、灯油が漏れて出火する火災が発生し、当該製品及び周辺を焼損した。	新潟県	カートリッジタンクに給油した後、カートリッジタンクのふたが完全にロックされていない状態であったために、本体に戻そうとふたを下にした際にふたが開き、こぼれた灯油が石油ストーブにかかり出火したものと考えられる。
平成25年3月27日 (平成25年4月16日)	石油温風暖房機（開放式）	FH-252DXD	火災	当該製品のスイッチを入れたところ、当該製品から発煙し、当該製品を焼損する火災が発生した。	東京都	当該製品が正常に着火しなかったために、液化した灯油が霧状（白煙）となり、製品内部のほこり等に染み込んで、そこから出火したものと推定されたが、内部部品が焼損しており、着火源や着火に至るまでのメカニズムが特定できなかったため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。
平成25年4月2日 (平成25年4月16日)	石油給湯機付ふろがま	UKB-3100TX3(F)	火災	ブレーカーが作動し、異臭がしたため確認すると、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生していた。	宮城県	当該製品の熱交換器フィンに多量の炭化物が固着したため熱がこもり、接続部のパッキンを劣化させ、熱交換器外に高温の排気ガスが漏れ、配線の被覆を劣化させてスパーク、若しくは排気ガスの熱が電磁ポンプから漏れた灯油に引火した可能性が考えられるが、電磁ポンプの焼損が著しく、熱交換器フィンに炭化物が固着した原因も不明なことから、製品起因か否かを含め事故原因の特定には至らなかった。